「コンサルティングファームとは、何を指す言葉なのだろう?」
「コンサルティングファームで働く人の年収はどれくらい?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
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の順番に解説していきます。
コンサルティングファームの種類や年収などについて詳しく知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンサルティングファームについて
はじめに、コンサルティングファームという言葉について解説していきます。
コンサルタントの仕事に興味がある人やコンサルティングファームで働きたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
コンサルティングファームとは?
コンサルティングファームとは、企業が持つ課題を解決に導くコンサルティング会社のことです。
コンサルティングファームには、多くのコンサルタントが在籍しており、クライアントの案件に対して複数人で連携しながら、規模の大きい案件を行うことが多くあります。
コンサルティングファームにはいくつか種類があり、戦略系や業務系、IT系など扱う専門分野によってさまざまです。
コンサルティングファームの目的
コンサルティングファームの目的は、企業が抱えている課題を解決することにあります。
コンサルティングという名前の通り、専門的な立場から企業の相談を受け、課題解決に向けた施策立案・実行を行います。
相談を受ける内容は多岐に渡り、経営に直結する課題から特定の事業に対する課題まで多種多様です。
コンサルティングファームのBIG4とは?
コンサルタント業界では、「BIG4」と呼ばれるグループが存在します。
世界4大監査法人グループとして知られているのは以下の4グループです。
【 コンサルティングファームのBIG4 】
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コンサルティングファームのBIG4と言っても、実際には4グループとも会計事務所グループです。
監査業務を行う会計法人は経営状態をチェックするプロであり、税務や法務、経営方針のアドバイスなどの業務に加えてコンサルティングを行っています。
BIG4のうちPwCは、財務会計についての領域で国内トップクラスと言われています。
EYは、若手の活躍が多くみられるベンチャー気質の強い会社です。
KPMGも同様にベンチャー気質を持ち、少数精鋭でプロジェクトを進めていく特徴があります。
デロイト トーマツは、会社の歴史が長く、他のBIG4と異なり従業員数が多くマンパワーの大きい会社です。
コンサルティングファームの種類・仕事内容
ここからは、コンサルティングファームの種類と仕事内容について詳しく紹介していきます。
各ジャンルのコンサルティングファームのおおよその年収もあわせて紹介するので、これから就職・転職を考えている人は、参考にしてみてください。
【 コンサルティングファームの種類 】
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戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームは、その名の通り、事業戦略立案や中期経営計画の策定、新規事業立案など主に戦略領域を専門としたコンサルティングファームです。
一般的にイメージするようなコンサルタントの仕事は、経営戦略に関わる戦略系コンサルティングファームの仕事内容と考えられるでしょう。
年収は約500~2,000万円と幅広く、数多くあるコンサルティングファームの中で最も高い年収を目指せます。
企業の経営にクリティカルに影響する仕事内容であるため、報酬がかなり高い傾向にあります。
営業・マーケ系コンサルティングファーム
営業・マーケ系コンサルティングファームは、主に営業やマーケティング領域のコンサルティングを担当します。
具体的には、営業改革やEC改善などのWebマーケティングにおける調査の支援などが主な仕事内容です。
平均年収は500~1,000万円程度と言われています。
コンサルティングファームの中では低めに感じる年収ですが、他の職業と比べてみると十分に高年収を狙える職業だと分かるでしょう。
業務系コンサルティングファーム
業務系コンサルティングファームは、業務改革や業務改善などのオペレーション領域を専門に活動します。
近年は、業務改善を行うためにIT技術の導入を行うケースが増えてきており、ITに関する知識が求められる場合が増えてきています。
平均年収は500~1,500万円とされており、業務系コンサルティングファームは昇格やキャリアアップなどで高年収を目指しやすい職業と言えるでしょう。
IT系コンサルティングファーム
IT系コンサルティングファームは、IT領域をメインにコンサルティングを行います。
ITシステムの導入やDX、AIなど、ITを活用する取り組みについての専門知識を持つのがIT系コンサルティングファームです。
ITシステムを課題解決の手段としてコンサルティングを進めるのが特徴です。
一般的な年収は500~1,300万円ほどと言われています。
近年DXに関心を持つ企業は増えてきており、ITコンサルタントは非常に需要の高い職業となってきています。
人事系コンサルティングファーム
人事領域を専門に扱うのが、人事系コンサルティングファームです。
主に、労務関係の問題点の洗い出しや採用、評価・報酬など人事制度についての課題解決に向けた取り組みを行います。
人事系コンサルティングファームの年収の目安は、500~1,200万円です。
財務系コンサルティングファーム
財務系コンサルティングファームは、主にFAS(ファイナンシャルアドバイザリサービス)領域を専門としてコンサルティングを行います。
企業の合併・買収を意味するM&Aや事業再生など、企業経営のトップレベルと関わるような財務についての課題を解決に導きます。
財務系コンサルティングファームの平均年収は、550~1,200万円です。
コンサルティングファームで働くことに向いている人
コンサルタントの仕事は、しばしばきついと言われることがあり、向き不向きが分かれる仕事であると言えます。
コンサルタントとして働く際には、問題解決力やコミュニケーションスキル、人脈を作る力や情報収集力などについての高い能力が求められます。
このような能力を発揮できる人材は、コンサルタントに向いているといえるでしょう。
また、コンサルティングファームで働く際には、大規模な案件やチーム単位でのコンサルティングになることが多くなります。
チームでコミュニケーションを取り、自身の役割を果たして業務に取り組むことが得意な人が、コンサルティングファームで働くのに向いています。
コンサルタントは、データ分析や現状把握など地道な作業が多い職業です。
最終目的である「課題解決」に達するまでの地道な仕事をこなせる忍耐力などがあれば、より企業の業績を伸ばしたり、業務効率化の実現につなげることができたりなど、優秀なコンサルタントとして活躍できるでしょう。
コンサルタントがコンサルティングファーム以外で働く選択肢
コンサルタントとして働く場合、コンサルティングファーム以外で働くという選択肢があります。
それは、フリーランスのコンサルタントになるという方法です。
コンサルタントはパソコン一つあれば在宅でも仕事ができるため、フリーランスで活躍しやすい職種の一つとされています。
コンサルタントとして働く際には、事務所や特別な機材など大きな初期投資が必要ないため、フリーランスに転身するためのハードルが低いと言えるでしょう。
フリーランスのコンサルタント専門のマッチングサービスなども充実しており、案件獲得に対する不安が少ないこともメリットの一つです。
コンサルタントは、さまざまな業界においても非常に需要が高く、それに伴い案件報酬も高額な傾向があるため、フリーランスでも稼げる可能性が高い職業と言えるでしょう。
また、フリーランスは企業で働く場合と異なり勤務時間や勤務場所、受ける案件の単価や種類に融通が利きやすいことが大きな特徴です。
ライフワークバランスを意識しつつコンサルタントとして働きたい人にとって、フリーランスという働き方はとても魅力があるものといえるでしょう。
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まとめ
ひとえにコンサルティングファームと言っても、さまざまな種類・仕事内容があります。
コンサルティングファームそれぞれで専門とする内容は異なるため、これからコンサルティングファームへの入社を考えている人は、取り扱う分野や仕事内容についてきちんと理解しておくと良いでしょう。
また、コンサルタントとして働くためには、コンサルティングファーム以外にも、フリーランスという選択肢もあります。
前述の通り、フリーランスにもさまざまな魅力があるため、自分がどちらの働き方がしたいか検討してみてください。
「MICHINORI」では、フリーランスのコンサルタントに特化した豊富な案件紹介を行っています。
また、企業とフリーコンサルタントとのミスマッチ防止のための面談や、案件参画後に継続して活躍するためのサポートを行っています。
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