「マネージャーの仕事内容や役割は?」
「マネージャーが激務と言われているのは本当?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
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の順番に解説していきます。
コンサルタントの役職の1つ、マネージャーの仕事内容について知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンサルタントの役職
コンサルタントの主な役職と仕事内容をまとめました。
役職 | 仕事内容 |
アナリスト | 情報収集、分析、資料作成、プレゼンの準備など、1つ上の役職のコンサルタントのサポート。 |
コンサルタント | アナリストが作成した資料などを基に仮説の立案や成果物を作成。 ある程度の裁量権があり、自らの判断で仕事を行うプロジェクトの中核メンバー。 |
マネージャー | プロジェクトの責任者としてQCDの観点から、プロジェクトのマネジメント、クライアントとの交渉、案件獲得、人材育成などを行う。 |
シニアマネージャー | 大型プロジェクトのマネジメント、案件獲得、クライアントとの良好な関係の維持や人事など、ファーム全体に影響を与える責任がある業務を担当。 |
パートナー | ファームの共同経営者または出資者として案件獲得や、さまざまな企業の経営者や政府要人などとパイプを構築、ファームの経営を担う重要な業務を担当。 |
コンサルタントのマネージャーの仕事内容・役割
プロジェクト管理・運営
マネージャーの仕事で最初に挙げられるのが、プロジェクトの管理・運営です。
プロジェクトの目的を設定して、全体計画を立案、プロジェクトメンバーの能力を見極め、役割を割り当てた上で、プロジェクトを実行に移します。
実行後はメンバーと定期的にディスカッションを行い、進捗状況を確認しながら、遅れやトラブルが発生した場合は、対策を講じます。
プロジェクトを実行する時に重要なのは、QCD(Quality=品質・Cost=費用・Delivery=納期)の観点から進めていくことです。
しかし、QCDはQualityを維持することが大前提ですが、3つ全てを完璧にすることは困難です。
どのような方法が最善か、クライアントが納得できる内容か見極める能力も重要です。
予算管理
予算管理も重要な仕事です。
クライアントを満足させられるプロジェクトを実現するだけではなく、黒字でプロジェクトを終わらせることもマネージャーの仕事です。
コンサルティングファームによっては、プロジェクトでどれくらいの粗利を出すことができるのか、という基準もマネージャーの評価とされています。
クライアントが満足するプロジェクトであることを前提に、一定の利益が見込める計画の立案と実現できる能力が求められます。
プロジェクト現場責任者としてのクライアントとのやり取り
プロジェクトの現場責任者として、クライアントからの要望や相談、時にはクレームを受けることもマネージャーの仕事です。
マネージャーは、クライアントとの良好な関係を築けるよう定期的に進捗の報告などを行います。
クライアントから見ると、マネージャーは最も接する機会が多いコンサルタント側の人物なので、不安や不満、要望などをマネージャーに相談することが多くなります。
クライアントの意見に耳を傾けることも大切ですが、プロジェクトを成功させるにはクライアントを説得することも必要です。
新規案件の創出・獲得
新規案件の創出・獲得もマネージャーの仕事です。
新規案件の獲得には、これまでの人脈を活かした営業が効果的でしょう。
これまでに携わったプロジェクトのクライアントに声をかけ、コンサルティングが必要な案件はないか、クライアントから他のクライアントを紹介してもらうことも有効な手段です。
依頼するまでのことはなくても、時には相談に乗っている中で、新規案件の創出・獲得につながることもあります。
メンバーの品質コントロール
プロジェクトメンバーや新人の品質コントロールも、管理職に該当するマネージャーの仕事です。
プロジェクトメンバーのアナリストやコンサルタントに向けて、案件に必要なスキルや考え方が身につくように指導・教育を行います。
コンサルティングファームは、働くメンバーの質次第で、成長も衰退もします。
現在のプロジェクトを成功させることも大切ですが、今後のコンサルティングファームを支える人材を育成することもマネージャーの大切な仕事です。
コンサルタントのマネージャーの業務がきついと言われる理由
マネージャーは前述したように、それまでの役職よりも業務範囲が拡大します。
プロジェクトの現場責任者、新規案件の獲得、プロジェクトメンバーの管理・教育業務、クライアントへの対応など、非常に強いプレッシャーにさらされることで、マネージャーの業務がきついと感じる人もいます。
しかし、マネージャーは、その業務のきつさに見合った報酬が得られます。
マネージャーに昇格すれば、年収1,000万円台は、ほぼ確実に到達することができます。
また、他のコンサルティングファームへの転職や、独立がしやすく、さまざまな業界に精通したコンサルタントを積極的に採用する企業は数多いため、未経験の業界への転職もしやすいといえるでしょう。
このようなキャリアパスが豊富なことも、きつい業務に見合うメリットだといえます。
コンサルタントのマネージャーの年収
マネージャーの年収は、フリーランスかコンサルティングファームなのか、またコンサルティングファームの種類や規模によっても異なりますが、1,000万円を超えることも珍しくはありません。
また、自分次第で案件量や単価が調整できるフリーランスであれば、1,500万円前後になることもあります。
コンサルタントの給与は、固定給と成果に応じたインセンティブ給で構成されていることが多いです。
マネージャーに昇格した初年度は、昇格前の年収を上回りますが、成果が出せなければ翌年の年収が下がることもあります。
年収を維持する、または年収を上げるには大きな案件を獲得して成功させる必要があります。
マネージャーは、新規案件を獲得することも仕事のうちです。
大きな案件を獲得して、成功に導くことでインセンティブ給を多く得ることができ、年収を上げることができるでしょう。
コンサルタントのマネージャーに昇格できる年齢
マネージャーに昇格するには、5〜12年の経験が必要だと言われています。
新卒で入社した場合、早ければ20代後半、遅くても35歳前後で昇格することになります。
これまで、3〜4年周期で昇格していたのが、コンサルタント業界全体が人手不足のため、2〜3年周期で昇格することが増え、20代でマネージャーに昇格することが増えています。
一方で、これは成果を出していることが前提で、40代でマネージャーに昇格できない人もいます。
マネージャーに昇格できる割合は30%ほどと言われています。
マネージャーに昇格できない場合、他のファームへ転職する、コンサルタントを辞めて、他の業界へ転職するなど、マネージャーになれるかどうかがコンサルタントの分岐点と言われることもあります。
コンサルタントのマネージャーの市場価値とは?
前述してきた通り、マネージャーの市場価値が高いことは間違いないでしょう。
コンサルタントとしての基本的なスキルの他に、プロジェクトの管理・運用スキル、案件獲得の営業スキルなど、マネージャーは数多くのスキルを備えています。
しかし、転職が必ず上手くいくとは限りません。
マネージャーには、5〜12年の経験を経て昇格します。
20代で昇格すれば、その後の転職もスムーズに進むでしょう。
しかし、30代中盤で昇格して、その後、転職しようとすると年齢がネックとなり、思うような転職ができないこともあります。
マネージャーの経験を活かした新たなキャリアパスとして、フリーランスという選択肢があります。
営業スキルや、これまでの人脈を活かした案件の獲得、またはフリーランス向けの案件マッチングサービスを活用することで、自身の培ってきた経験やスキルが活かせる案件を獲得することができます。
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まとめ
コンサルタントのマネージャーについて解説しました。
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