「コンサルタントの辞めどきは、どのタイミングなの?」
「コンサルタントを辞めた後のキャリアは何があるの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
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の順に解説します。
コンサルタントを辞めるタイミングと、その後のキャリアについて知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンサルタントのよくある辞めどきは?
コンサルタントの辞めどきは人によっても異なりますが、主に以下の5つのタイミングが最適なコンサルタントの辞めどきだと言えます。
昇進できない時
昇進できない・昇進が遅れている時はコンサルタントの辞めどきです。
同僚たちと比べて、十分な成果を出しているのに昇進できないのであれば、コンサルティングファームの評価制度に問題がある可能性があります。
評価制度に不満を感じたまま働いても仕事へのモチベーションは上がらず、仕事のパフォーマンスは低下します。
このような状態で働き続けるよりも、評価される可能性が高い別のコンサルティングファームへ転職して昇進を目指しましょう。
昇進後
昇進後も辞めどきの一つです。
昇進したら収入は上がるのに、なぜ辞めどきなのか疑問に感じるかもしれません。
コンサルティングファームによって異なりますが、コンサルタントの最初の役職のアナリストは平均年収500~600万円、その次の役職となるコンサルタントの平均年収は600~1,000万円ほどです。
このように、コンサルタントは役職が上がると100万円単位で年収が上がります。
辞めずに昇進を目指すことも問題ありませんが、昇進は実力が評価された証拠です。
昇進したタイミングで他のコンサルティングファームに転職することで即戦力が期待できる人材と評価されて、さらなる年収アップを目指せます。
仕事内容に不満を感じた時
コンサルタントはさまざまな業種・業界の企業と仕事をするため、一般企業に勤めるよりもビジネスマンとして成長しやすい職種ですが、コンサルティングファームの方針によってはルーティンワークのような仕事をすることがあるかもしれません。
ルーティンワークは慣れると楽な仕事ですが、成長が期待できなくなります。
コンサルタントとして成長が期待できない仕事が続くようであれば、早めに辞めて他のコンサルティングファームへ転職した方が良いでしょう。
仕事がつらいと感じた時
コンサルタントの仕事はハードワークです。
担当する案件が終了するまで残業が続く・休暇が取れないことは珍しいことではありません。
体力的に仕事を続けることが難しい、体調を崩した、もしくは周囲の人たちと自分の実力差を痛感して劣等感を抱くようになったら、退職も検討しましょう。
仕事も大切ですが、自分を守ることの方が重要です。
万一、精神を病んでしまうと、その後のキャリアに大きく影響します。
他にやりたいことが見つかった時
コンサルタント以外にやりたいことが見つかった時もコンサルタントの辞めどきです。
他にやりたいことが見つかったのであれば、コンサルタントを続けていく理由がありません。
むしろ、コンサルタントを続けたことを後悔するかもしれません。
引継ぎなどをしっかり行った上で退職して、自分がやりたい道に進みましょう。
コンサルタントを辞めた後のキャリアは?
コンサルタントを辞めた後のキャリアパスについて紹介します。
他のコンサルティングファームへ転職する
他のコンサルティングファームへの転職は、コンサルタントを辞めた後のキャリアパスの1つです。
コンサルティングファームの方針が合わない・自分のやりたい仕事ができない場合が長く続くようなら、転職して環境を変えてみましょう。
コンサルティング業界は転職者を積極的に受け入れています。
実績があれば、すぐに転職先が見つかるはずです。
また、業務内容は基本的に変わらないため、新しい環境にすぐになじめるはずです。
事業会社へ転職する
事業会社への転職もコンサルタントを辞めた後のキャリアパスの1つです。
事業会社とは何らかの事業で利益を得ている会社のことで、ここではベンチャー企業・外資系企業・日系大手企業について紹介します。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は企業規模拡大のために経営に関する知見を持ち、上昇志向と成長意欲を合わせ持つ人材を求めています。
コンサルタント経験者は、この条件にマッチしています。
経験・スキル次第で早期に幹部になれる可能性があり、キャリアアップを目指すことができます。
外資系企業
外資系企業はコンサルタントと仕事をする機会が多く、コンサルタントからの転職でも溶け込みやすいことが特徴です。
外資系企業は転職者の受け入れに抵抗が少ないため、成果を出せば、それに見合ったインセンティブを受け取れ、コンサルタントと比べて、ワークライフバランスが整っていることも魅力です。
日系大手企業
日系大手企業は近年、DX化やM&Aなど、業務改革や時代に合わせた新規事業創出のためにITやグローバル化に関する知見を持つ人材を求めています。
コンサルタント経験者は、これらの知見を持っていることが多く、好条件で採用される可能性があります。
仕事の進め方がコンサルタントとは異なりますが、キャリアアップや大規模な事業に携われるチャンスがあります。
起業する
起業して独立を目指すことも選択肢の1つです。
コンサルタントは初期投資や固定費がほとんどかからないため起業するリスクが低く、さらに、固定費がほとんどかからないことで売上=収入になりやすい利益率の高さも魅力です。
また、開業届を提出しておけば最大で65万円の税金控除が受けられます。
コンサルタントは資格や免許がなくても起業できますが、MBAやIT関連の資格を取得しておくと、クライアントから信頼されやすくなります。
事業が軌道に乗れば社会的な信用度も上がるなど、起業には複数のメリットがあります。
フリーランスになる
フリーランスのコンサルタントという選択肢もあります。
フリーランスになると案件獲得を自分で行わなければいけませんが、ノルマに追われることなく、得意とする分野や挑戦したい分野の案件のみ引き受けることができます。
また、生活に必要な収入があれば良いと考えるなら、週3~4日は働いて家族との時間を中心とした生活をするなど、自由度の高さがフリーランスコンサルタントの魅力です。
コンサルタントを辞める前に考えるべきこと
辞める準備ができているかは、その後のキャリアに影響します。
コンサルタントを辞める前に以下の3つについて考えましょう。
過去と今の自分を比較する
過去と現在の自分を比較して成長できているかを確認してみましょう。
入社時と現在、1年前と現在の自分を確認することで、何ができるようになったのか、どのような経験・スキルが身についたのか確認できるため、自信につながります。
自分の強みを明確に説明できるので転職時の自己PR、起業やフリーランスになった時にクライアントへのアピールにも有効です。
今後のキャリアを明確にする
今後のキャリアについて明確にしましょう。
キャリアに対する考えが曖昧だと、キャリアパスの選択を誤るかもしれません。
やりたいことを明確にすることが今後のキャリアを明確にする近道ですが、やりたいことを明確にできなければ、やりたくないことを考えてみましょう。
「収入を下げたくない」「休みを削りたくない」など、何でも構いません。
やりたいこと・やりたくないことが1つずつ明確になれば、どのようなキャリアを選択すべきか見えてきます。
今後のキャリアで必要なスキルと現在のギャップを明確にする
今後のキャリアが明確になれば、必要なスキルが何かも明確になります。
現在の自分のスキルを確認して不足しているスキルがあれば、スキルアップを目指しましょう。
スキルアップをするには今の環境を維持すべきか、それとも転職や起業などを選択して環境を変えないとスキルアップできないかも分かってきます。
効率よくスキルを身につけるためにも、ここで紹介した3つのことについて、しっかりと考えましょう。
コンサルタントを辞める時に感じる不安
コンサルタントを辞める時に感じやすい不安を2つ紹介します。
辞めたことを後悔しないか?
コンサルティング業界以外の業種・業界に転職したけど、自分には合わなかったら辞めたことを後悔しないか?
このような不安はコンサルタントに限らず、今までとは違う業種・業界に転職した時によく感じる不安です。
コンサルティング業界には出戻り文化があります。
コンサルティング業界は転職者が多く、出戻った人にも寛容です。
コンサルタントに戻りたければ、戻りやすい業界なので不安を感じる必要はありません。
経験が3年以下で辞めても大丈夫か?
多くの業界では経験年数が3年はないと、転職やその後のキャリアに影響を与えると言われますが、コンサルティング業界は違います。
コンサルタントは他の職種よりもさまざまな経験ができるため、経験が3年以下でも評価されやすく、転職やその後のキャリアに影響を与えることはほとんどありません。
経験が3年以下でも別のコンサルティングファームへの転職、フリーランスとして1人で働ける経験・スキルが身につくため、経験年数についても不安を感じる必要はありません。
まとめ
コンサルタントは辞めどきについて解説しました。
コンサルタントのキャリアパスの1つにフリーランスがあります。
企業との"良い縁"の場をつくるマッチングサービス「MICHINORI」では、フリーランスコンサルタントに向けて、さまざまな案件を紹介しています。
コンサルティングファームが運営しているため、仕事に専念できるよう継続的な案件の紹介とサポートが可能です。
運営メンバーにはフリーランスコンサルタント経験者が在籍しており、経験者ならではのアドバイスも可能です。
「MICHINORI」に登録して、フリーランスコンサルタントとしての活躍の場を広げてください。