医療コンサルタントは怪しい?その年収や仕事内容を解説!

「医療コンサルタントの仕事内容とは?」

「医療コンサルタントの年収はどれくらい?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を

  • 医療コンサルタントの基礎知識
  • 医療コンサルタントの仕事内容
  • 医療コンサルタントの年収
  • 医療コンサルタントを目指す方法
  • 医療コンサルタントに役立つ資格

の順番に解説していきます。

医療コンサルタントに興味がある方に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

医療コンサルタントについて

まずは医療コンサルタントの基本的な情報を確認しておきましょう。

医療コンサルタントとは?

医療コンサルタントとは、大学病院やクリニック、医療法人、医薬品メーカーなどに対して、経営上の助言を行うコンサルタントのことです。

医療コンサルタントの他に「ヘルスケアコンサルタント」もしくは「医業経営コンサルタント」と呼ばれることがあります。

具体的には、業務改善やマーケティング、システム導入、新規開業、人材育成などをサポートする役割を担います。

医療コンサルタントによって得意とする業務は異なり、さまざまなタイプの医療コンサルタントが存在します。

医療コンサルタントは怪しい?そう言われる理由

インターネットで医療コンサルタントについて調べていると「医療コンサルタントは怪しい」という声を見ることが多いのではないでしょうか。

これは医療コンサルタントの中には実態のない事を言ったり、実績や資格などがなかったりする者が存在するためです。

つまり、一部の医療コンサルタントの言動によって「怪しい」というイメージを持たれているということになります。

しかし、実際には経営課題を正確に汲み取り、適切なアドバイスを行う医療コンサルタントもいますし、業務相談に真剣に向き合ってくれる医療コンサルタントも数多くいます。

医療コンサルタントの仕事内容

それでは、具体的に医療コンサルタントはどのような仕事を行っているのでしょうか?

ここでは、医療コンサルタントの仕事内容を紹介します。

開業支援

医療コンサルタントは、クリニックや医療法人などの開業をサポートする役割を担います。

具体的には、戦略立案や土地の選定、物件選び、資金集め、人材採用・教育に関するアドバイスを行います。

売上や利益率、患者数などの目標もプロの視点で考案してくれるので、実現可能性の高い目標を設定することが可能です。

開業を初めて経験する方にとっては、こういったアドバイスがあることでスムーズに開業の手続きを進めることができます。

経営支援

経営支援、いわば経営上のアドバイスを行う役割も医療コンサルタントに期待される役割のひとつです。

詳細を説明すると、課題の洗い出しや戦略立案、業務効率の改善、コスト削減など、経営上の課題を見つけて改善に繋げる役割を担います。

例えば、新型コロナウイルスにより影響を受けた医療機関に対して、保健所とのシステム連携を促進するなど、医療コンサルタントには状況に合わせた対応が求められます。

IT・DX導入支援

近年はIT化やDX化の必要性が高まっていますが、医療分野でもIT・DXを導入するケースが見受けられるようになりました。

特に人材不足がさけばれる医療現場では、IT・DXの必要性は急激に高まっています。

医療コンサルタントはそういったIT・DX導入を検討しているクリニックや医療法人などに対して、経営戦略や課題を踏まえた上で最適な提案を行います。

人材採用・教育支援

人材採用・教育支援に関しても、医療コンサルタントがサポートしています。

医療機関を効果的に経営するためには、スタッフの質が重要なポイントです。

目標に合わせて適切な人材を配置するために、採用活動や人材育成のアドバイスを行います。

具体的には、募集方法を提案したり、面接の判断基準を設定したりします。

医療コンサルタントの年収

医療コンサルタントの年収は、業務内容や支援する会社、役職によってさまざまです。

医療コンサルタントの平均年収レンジは600〜1,300万円となっています。

例えば、製薬・医療機器メーカーを対象とするコンサルティングファームは、外資系ブティックファーム(小規模で専門性の高いサポートを行うファーム)が多いため、給与水準が高くなりやすいです。

一方、病院やクリニック、介護事業者向けの医療コンサルタントは、利益額が小さい病院を扱うことが多いため、給与水準は低くなる傾向にあります。

医療コンサルタントになるには?

それでは、医療コンサルタントを目指すにはどうすればいいのでしょうか?

医療コンサルタントに役立つスキル

ここでは、医療コンサルタントに役立つスキルを紹介します。

論理的思考力

他の種類のコンサルタントと同様、医療コンサルタントには論理的思考力が求められます。

論理的思考力とは、「複雑なものを筋道を立てながら整理し結論を考える力」のことです。

医療コンサルタントは病院やクリニック、医療法人が抱える経営課題に対して、現状や課題、改善方法、目標などを踏まえた上で最適なアドバイスを行う必要があります。

論理的思考力が不足していると、こういったことを順序立てて考えるのが難しくなってしまうのです。

キャッチアップ能力

キャッチアップ能力とは、知識やスキルをインプットし、スピード感を持って身につけられる力のことです。

医療コンサルタントを目指すには、医療関連の知識や最新技術の情報、経営に関するノウハウなどを習得する必要があります。

こういった知識やスキル習得に時間がかかってしまうと、クライアントのニーズに応えられず、医療コンサルタントとして活躍することは難しいでしょう。

当事者意識の保有

質の高い医療コンサルタントになるためには、当事者意識を持っているかが重要なポイントです。

ここでいう当事者意識とは、「自分が医療に携わる人間としての意識を保つことができるか」ということを意味します。

医療関連の仕事は人命に関わります。

当事者意識が不足している方は責任感を持って仕事に取り組むことができず、社会的な信頼を得ることはできません。

医療コンサルタントに役立つ資格

医療コンサルタントになるための必須資格はありませんが、転職時にアピールすることができます。

ここでは、医療コンサルタントに役立つ資格を紹介します。

医業経営コンサルタント

医業経営コンサルタントとは、日本医業経営コンサルタント協会が実施する資格試験です。

資格を取得するためには、指定講座を受講し、 一次試験・二次試験に合格する必要があります。

指定講座カリキュラムは、医業経営管理や施設の活用と維持管理、医療機関の経営などを含む12項目から構成されています。

情報化認定コンサルタント

情報化認定コンサルタントとは、日本医業経営コンサルタント協会が運営する資格です。

医療系のシステム・ITに関する知識を有していることを証明できます。

情報化認定コンサルタントの資格は、医療コンサルタントとしてのスキルを証明する資格「医療コンサルタント」の合格後に挑戦することができます。

そのため、情報化認定コンサルタントと医療コンサルタント両方の資格取得を目指す人が多いです。

医療経営士

医療経営士とは、一般社団法人日本医療経営実践協会が認定する資格です。

医療経営士は医療機関をマネジメントするための知識やノウハウ、実践的な経営能力を兼ね備えた人材を指します。

医療経営士の資格を取得することで、経営に必要な「人的資源」「物的・サービス資源」「財務的資源」「知的・情報資源」に関する知識を有していることを証明できます。

まとめ

今回の記事では、医療コンサルタントの基礎知識や仕事内容、年収、医療コンサルタントを目指す方法、医療コンサルタントに役立つ資格を解説しました。

医療コンサルタントは怪しいと言われることがありますが、当事者意識を持ちながらより良い医療のために仕事に従事している医療コンサルタントも数多く存在します。

そういった質の高い医療コンサルタントを目指すには、実践的なスキルや論理的思考力などを身につけることが重要です。

MICHINORIは、医療関係のコンサルティングだけではなく、さまざまな案件紹介やキャリア支援を行っています。

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