「新規事業コンサルタントの仕事内容は?」
「新規事業コンサルタントになるにはどんなスキルが必要?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
- 新規事業コンサルタントについて
- 新規事業の立ち上げに、コンサルタントを導入するメリット4選
- 新規事業コンサルタントになるために必要なスキル
- 新規事業コンサルタントになるために役立つ経験や資格
の順番に解説していきます。
新規事業コンサルタントを目指したい人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
新規事業コンサルタントについて
新規事業コンサルタントとは?
新規事業コンサルタントとは、企業や起業家などに対して新規事業立ち上げの専門的なアドバイスをしたり、効果的な戦略立案、伴走支援を行う仕事です。
新規事業コンサルタントは、クライアントへ以下のようなコンサルティングを行います。
- 市場調査
- 競合企業の分析
- 事業計画や戦略の立案・作成
- 事業の立ち上げ
- 事業プロセスの改良
中小企業庁の「2017年版 中小企業白書」によると、新規事業の展開を実施して成功した企業は全体の28%ほどでした。
また、成功した28%の企業のうち、経常利益率が増加した企業はその半数ほどです。
企業が新規事業を展開して成果を出すのは簡単ではないといえるでしょう。
新規事業コンサルタントの役割は、事業の立ち上げに特化した専門的な知識やノウハウをクライアントに提供し、成功に導くことです。
新規事業コンサルタントの仕事内容
新規事業コンサルタントの仕事内容は、以下の通りです。
- 事業テーマを設定する
- 事業計画を練る
- 事業内容を検証する
- 事業立ち上げ後のサポートを行う
これらの内容について1つずつ見ていきましょう。
事業テーマを設定する
新規事業コンサルタントは、クライアントのニーズや目的にもとづいて、適切な事業テーマを設定します。
市場動向や顧客ニーズの把握を行い、業界のトレンドや競合の分析結果をもとに、事業内容の方向性を決めます。
事業計画を練る
事業テーマを決めた後は、その事業で収益を上げるための計画を立てます。
具体的には、収益率やコストの計算、事業開始に必要な設備や人的リソースの調整などです。
また、このステップでは商品やサービスの販売戦略、マーケティング手法なども検討します。
事業内容を検証する
事業を本格的に立ち上げる前に、仮説検証を行います。
「こうすればこれだけ商品が売れてこれくらい収益が出る」といった具体的な仮説を立て、実際の売上や収益率などを分析し、事業の勝ち筋を見つけます。
計画段階では想定していなかった課題点を見つけたり、より具体的な事業計画を策定するために必要な情報を補完したりすることが目的です。
事業立ち上げ後のサポートを行う
新規事業の立ち上げだけでなく、展開後のサポートも新規事業コンサルタントの重要な仕事の1つです。
新規事業をより拡大させ、収益率を伸ばすのに必要な支援を行います。
具体的には事業継続のための資金調達、人材採用のサポート、業務プロセスの整備などです。
事業の進捗状況や結果に応じて、立案した戦略の調整や新たな提案も行います。
新規事業の立ち上げに、コンサルタントを導入するメリット4選
新規事業の立ち上げにコンサルタントを導入するメリットは以下の4つです。
- 課題解決に向けて伴走しながら意見がもらえる
- プロの経験や知識を聞くことができる
- 人材育成を任せることができる
- 業務の効率化やコスト削減の手助けをしてもらえる
1つずつ見ていきましょう。
課題解決に向けて伴走しながら意見がもらえる
コンサルタントの導入は、企業が抱える課題の解決に向けて伴走してもらえるのがメリットです。
新規事業は不確実性が高く、正解がない中で試行錯誤を繰り返して成功に辿り着くものです。
新規事業コンサルタントは、事業の立ち上げを一緒に乗り越えてくれる、良きパートナーになってくれるでしょう。
プロの経験や知識を聞くことができる
新規事業コンサルタントに依頼することで、プロならではの経験や知識に基づくアドバイスをもらえるはずです。
社内だけでは専門知識やスキルが不足しているケースがあり、新規事業の戦略立案や計画の作成に苦戦することもあるでしょう。
新規事業コンサルタントは、事業の立ち上げに関するノウハウや経験が豊富なため、専門的な意見を聞くことができます。
人材育成を任せることができる
新規事業コンサルタントを導入すれば、事業の立ち上げだけでなく、人材育成の効果も期待できます。
経験や知識が豊富なコンサルタントがプロジェクトに参加することで、経験が浅い社員の指導やサポートを任せられるでしょう。
チーム全体の能力やスキルが向上し、社内の人材育成につながるといえます。
業務の効率化やコスト削減の手助けをしてもらえる
コンサルタントのサポートにより、新規事業における業務の効率化やコスト削減も実現できるでしょう。
新規事業の立ち上げでは、業務プロセスやコスト部分の課題解決に苦戦する場面も多くあります。
新規事業コンサルタントを導入することで、専門知識や経験に基づいて適切な解決策を提示してもらえることもメリットです。
新規事業コンサルタントになるために必要なスキル
新規事業コンサルタントに必要なスキルは以下の通りです。
- コミュニケーション能力
- 精神的・体力的な強さ
- 論理的思考力
- データ収集・分析能力
1つずつ紹介します。
コミュニケーション能力
新規事業コンサルタントには、周囲の人とスムーズにやり取りするためのコミュニケーション能力が不可欠です。
新規事業の立ち上げは、上層部からの理解が得られない、経営層のコミットメントが低いなどの理由で協力を得られず、悩むことが多くあります。
新規事業コンサルタントはこういった状況でも、持ち前の調整力や交渉力を活かし、周囲を巻き込んでいくことが重要です。
精神的・体力的な強さ
新規事業コンサルタントは、心身の強さも求められます。
プロジェクト進行中は「どうすれば新規事業が成功するか」をさまざまな視点から考え、効果検証を繰り返す必要があります。
クライアントの期待や要望に応えなければならないストレスやプレッシャーに負けない忍耐力が大切です。
また、プロジェクトの内容によっては遠方への移動や調査が必要な場合もあるため、体力的な強さも必要です。
論理的思考力
答えのない新規事業を効果的にコンサルティングするには、論理的思考力も欠かせません。
新規事業の立ち上げでは、物事の因果関係を理解し、事実に基づいて戦略立案を行います。
また、クライアントに説得力のある提案を行い、納得してもらうためにも論理的なアプローチが求められます。
前提知識や思い込みをなくして検討する「ゼロベース思考」や、結果や答えを先に考え、下から根拠を探す「仮説思考」が必要です。
データ収集・分析能力
新規事業コンサルタントになるには、データ収集や分析スキルも大切です。
新規事業を成功させるためには、データにもとづく意思決定や提案が重要です。
市場動向やトレンドのキャッチアップを常に行い、競合の分析結果をもとに戦略に反映させる力が求められます。
新規事業コンサルタントになるために役立つ経験や資格
新規事業コンサルタントになるためには以下のポイントを押さえておきましょう。
- 事業の立ち上げに携わる経験をする
- MBAや公認会計士などの資格等を取る
これらの経験や資格は、新規事業コンサルタントとして活躍するために役立つはずです。
事業の立ち上げに携わる経験をする
実際に事業の立ち上げを経験しておくと、新規事業コンサルタントとして採用されやすくなるでしょう。
新規事業コンサルタントは、クライアントの立場に立って戦略を立案し、課題解決へ導く力が求められます。
事業立ち上げの経験があれば、クライアントに寄り添える新規事業コンサルタントとして信頼を得ることができるでしょう。
MBAや公認会計士などの資格等を取る
MBA(経営学修士)や公認会計士の学位・資格があれば、新規事業コンサルタントになる際に有利になります。
新規事業コンサルタントは企業の経営・財務に関する知識を用いて分析や提案する場面も多くあります。
MBAや公認会計士の学位・資格を取得することで、新規事業の立ち上げをサポートする際にも役立つ知識を身につけられるはずです。
まとめ
新規事業コンサルタントとは、新規事業を展開する企業や起業家に対して、専門知識やスキルを用いて事業を成功に導く仕事です。
コンサルタントの基本である論理的思考力やデータ収集・分析のスキルだけでなく、コミュニケーション能力やタフさも求められます。
事業立ち上げの経験や経営・財務に関する知識があれば、新規事業コンサルタントに就いた際や、就いてからでも役立つでしょう。
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