コンサルBIG4とは?それぞれの年収や特徴、入社難易度を解説

「コンサルBIG4って何?」

「コンサルBIG4の年収はどれくらい?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を

  • コンサルBIG4の基礎知識
  • BIG4のコンサルティングファームの特徴と年収
  • コンサルBIG4の働き方
  • コンサルBIG4以外におすすめの働き方

の順番に解説していきます。

コンサルBIG4に興味のある方に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

コンサルBIG4について

就活や転職活動中によく耳にするコンサルBIG4。

コンサルBIG4とは一体何のことでしょうか?

ここでは、コンサルBIG4の基本的な知識を紹介します。

コンサルBIG4とは?

コンサルBIG4(ビッグ4)とは、世界的に有名な会計事務所グループの総称です。

具体的には、以下の4社を指します。

  • デロイトトーマツコンサルティング合同会社
  • PwCコンサルティング合同会社
  • EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
  • KPMGコンサルティング株式会社

これらの企業は会計事務所ですが、どうしてコンサルティング業界でBIG4について耳にすることが多いのでしょうか?

以下でBIG4の歴史を確認していきましょう。

BIG4の歴史

デロイト・トウシュ・トーマツ、PwC、EY、KPMGは、当初会計事務所として誕生しました。

会計事務所は、主に企業の財務状況を調査し、証拠文書等を作成する役割を担います。

BIG4はそれぞれ合併を繰り返しながら、大規模な会計事務所として成長していきました。

ネットワークをグローバルに広げていくうちに、財務に関する知見を活かしながら、経営方針や企業課題に助言を行うコンサルティング業を行うようになりました。

そのため、今ではコンサルティング業界でBIG4と呼ばれる程、有名な企業になっています。

日本国内のBIG4は外資系ではない?

日本国内にあるBIG4は外資系企業に分類されるのでしょうか?

結論から述べると、日本国内にあるBIG4は外資系企業ではありません。

例えば、デロイト・トウシュ・トーマツは1845年にWilliam Welch Deloitte(ウィリアム・ウェルチ・デロイト)氏がイギリス・ロンドンに設立した会計事務所です。

一方、日本にあるデロイトトーマツコンサルティング合同会社は、デロイト・トウシュ・トーマツの「メンバーファーム」として扱われるため、独立した企業という位置付けになります。

そのため、日本国内のBIG4は外資系企業ではないのです。

BIG4のコンサルティングファームの特徴と年収

それでは、BIG4と呼ばれるコンサルティングファームは、それぞれどのような特徴をもつ企業なのでしょうか?

ここでは、BIG4の特徴と年収を紹介します。

デロイトトーマツコンサルティング

デロイトトーマツコンサルティング合同会社(以下、デロイトトーマツコンサルティング)は、デロイトトウシュトーマツのグループ企業です。

先述した通り、1845年にWilliam Welch Deloitte氏がロンドンにデロイトトウシュトーマツを設立しました。

デロイトトーマツコンサルティングは、主に日本におけるコンサルティング業務を担います。

特徴

デロイトトーマツコンサルティングは、サービスの提供領域が広いという特徴を持ちます。

グローバルネットワークの強みを活かし、同社は戦略立案をはじめ、オペレーション変革やテクノロジーソリューションの導入などに対応しています。

年収

デロイトトーマツコンサルティングの平均年収は942万円、年収レンジは400万円〜2,500万円となっています。

PwCコンサルティング

PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)は、プライスウォーターハウスクーパースのメンバーファームです。

プライスウォーターハウスクーパースはSamuel Lowell Price(サミュエル・ローウェル・プライス)氏がイギリス・ロンドンに開いた会計事務所です。

2016年にプライスウォーターハウスクーパース株式会社を「PwCアドバイザリー合同会社」と「PwCコンサルティング合同会社」に分離したのです。

特徴

PwCコンサルティングは大きく「ディールズ部門」と「コンサルティング部門」に分けられます。

両者の採用枠は同じなので、PwCコンサルティングでコンサルタントになれば、幅広い事業に携われる可能性が高いです。

年収

PwCコンサルティングの平均年収は951万円、年収レンジは400万円〜2,500万円です。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下、EYストラテジー・アンド・コンサルティング)は、日本においてコンサルティング事業を展開するEYグローバルのメンバーファームです。

主に経営コンサルティングや戦略的トランザクションの支援事業を展開しています。

EY(アーンスト・アンド・ヤング)はイギリス・ロンドンで設立したサービス企業です。

特徴

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、2017年の大規模な組織編成を経て、「EYトランザクション・サービス株式会社」と「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社」を統合し現在の新形態となりました。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、150以上の国と繋がりをもっており、グローバルな視点からソリューションを提供しています。

このような変化を経験した企業であるため、ベンチャー企業のような雰囲気で若手社員も活躍している点が特徴と言えます。

年収

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収は909万円、年収レンジは450万円〜2,400万円です。

KPMGコンサルティング

KPMGコンサルティング株式会社(以下、KPMGコンサルティング)は、2014年に発足したKPMGのメンバーファームです。

KPMGはオランダ・アムステルダムに設立された会計事務所です。

主に「ビジネストランスフォーメーション」、「テクノロジートランスフォーメーション」、「リスク&コンプライアンス」の3分野に分けて、コンサルティング事業を展開しています。

特徴

KPMGコンサルティングは、AIテクノロジー導入などRPA案件に強いという特徴をもつ企業です。

他のコンサルティング企業とは異なり、従業員数が比較的少ないため、ベンチャー気質で少数精鋭の企業文化があります。

年収

KPMGコンサルティングの平均年収は909万円、年収レンジは450万円〜2,400万円となっています。

コンサルのビッグ5とは?アクセンチュア?

コンサルティング業界では、BIG4にアクセンチュアを加えた「ビッグ5」が用いられることがあります。

アクセンチュアとは、アイルランドのダブリンに誕生したコンサルティング会社です。

世界54カ国以上と繋がりをもち、全体で約62万4千人の従業員を抱えています。

アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd)は1995年12月に設立し、代表取締役社長は江川昌史氏が務めています。

コンサルBIG4の入社難易度

コンサルティング業界におけるBIG4の入社難易度はどれくらいなのでしょうか?

全体としては、入社難易度は高いと言えます。

BIG4は海外案件や大規模案件を扱うことが多く、人気を集める就職先・転職先であるためです。

また、平均年収よりも高い収入を得られる可能性があり、難易度は高くなりやすいです。

特に中途採用の難易度は高く、転職を成功させるためには専門的な知識やスキルが求められます。

コンサルBIG4は激務なの?その働き方とは

コンサルティング業界におけるBIG4での働き方といえば、激務をイメージする方が多いのではないでしょうか。

忙しさは時期によって異なり、閑散期の場合は18時~20時には業務が終了すると言われています。

一方で繁忙期の業務終了時間は22時〜24時になってしまうこともあるようです。

しかし、近年は働き方が見直され、深夜まで働かなくてはいけない頻度は少なくなっていると予想されます。

コンサルBIG4以外におすすめの働き方

コンサルティング業界を目指す方法には、BIG4以外にもさまざまな方法があります。

以下で、おすすめの働き方について確認していきましょう。

他のコンサルティングファーム

BIG4以外のコンサルティングファームも視野に入れて就職・転職活動を進めましょう。

具体的には、シンプレクス・ホールディングスやアビームコンサルティング、有限責任監査法人トーマツなどの企業が挙げられます。

これらの企業はBIG4には含まれていませんが、専門性が高い事業に携われたり、高い収入を目指したりすることができます。

フリーランス

コンサルティング関連の案件を受けながら、フリーランスとしての働き方を実現することも可能です。

フリーランスは特定の企業に属さず、クライアントと業務単位で契約を結ぶ働き方を指します。

入社よりも自由度の高い働き方が魅力で、場合によっては高収入を目指すことができます。

案件マッチングサービス「MICHINORI」を利用することで、効率的に案件を獲得することが可能です。

フリーランスを目指す方は、以下のホームページをチェックしてみてください。

おすすめの案件マッチングサービス"MICHINORI"

独立・起業

企業に属するのでなく、自分で独立・起業する選択肢もあります。

ただし、独立して成功するにはある程度のスキルや経験が求められるため、コンサルティングファームで実務経験を積んでから独立を目指すことがおすすめです。

実際に、コンサルタントとしての地位を確立してから、独立を成功させている方は多数存在します。

まとめ

今回の記事では、コンサルBIG4の基礎知識やBIG4のコンサルティングファームの特徴と年収、コンサルのビッグ5について、コンサルBIG4の入社難易度、働き方、コンサルBIG4以外におすすめの働き方を解説しました。

コンサルティング業界で転職したい方は、BIG4以外にもフリーランスとして活動することができます。

より自由度の高い働き方を実現できるだけでなく、高収入を目指せるかもしれません。

フリーランスのコンサルタントの悩み相談にも対応しているので、まずは無料会員登録してみてください。

関連記事

コンサルタントの辞めどきは?その後のキャリアなどを解説

関連記事

物流コンサルタントとは?仕事内容や企業をわかりやすく解説

関連記事

医療コンサルタントは怪しい?その年収や仕事内容を解説!