「コンサルティング業界は、本当に激務なのか?」
「コンサルティング業界に向いている人の特徴は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
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の順番に解説していきます。
コンサルティング業界について詳しく知りたい人に役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンサルティング業界について
コンサルティング業界の仕事内容、これまでの歴史、今後について解説します。
コンサルティング業界とは?
コンサルティング業界は企業や自治体など、さまざまな組織が抱える経営課題を解決するサポートを行います。
コンサルティングを行う企業のことをコンサルティングファームと呼びますが、それぞれ戦略や人事など、主に6つの領域に分かれています。
得意領域の専門的な知識を持つコンサルタントが、クライアントが抱える課題を解決へと導き、課題解決後に新たな利益を生み出せるよう企業の成長を促すことが、コンサルタントの仕事です。
コンサルティング業界の歴史・成り立ち
コンサルティングが、ビジネスとして成立したのは19世紀末のアメリカと言われています。
初のコンサルティングファームは、1886年にアメリカで誕生した「アーサー・D・リトル」、これを皮切りに数多くのコンサルティングファームが誕生しました。
日本には1960年代から本格的に進出しています。
80年代以降、徐々に需要が増加し、日系のコンサルティングファームも数多く設立され、バブル崩壊後の90年代は金融ビッグバンや規制緩和の下、企業の組織再編や海外事業への進出に尽力、2000年以降、コンサルティングファームが日本のビジネスシーンに定着したことで、現在も市場の拡大が続いています。
コンサルティング業界の今後
企業が抱える経営課題は社会情勢やデジタル化など、さまざまな理由から複雑化しており、社内の人材では対応が難しく、コンサルタントの需要が高まっています。
IDCによる調査では2021〜2026年の年間平均成長率は8.8%が見込まれるなど、コンサルティング業界の将来性の高さは今後も続いていくと予想されています。
コンサルティング業界で働く魅力とは?
コンサルティング業界で働く魅力を4つ紹介します。
論理的思考力や問題解決力が身につく
論理性のない主観による課題の洗い出しと、解決策を提案してもクライアントは納得しません。
客観的なデータを基に課題を洗い出し、仮説を立案して導き出された解決策を論理的に分かりやすく、クライアントに説明して理解を得なければいけません。
論理的思考力と問題解決力は、コンサルタントのすべての業務で必要な能力であり、実務を通じて、身につけることができます。
経営層や幅広い業界との人脈が作れる
コンサルティング業界の仕事は、企業などが抱える課題を解決することです。
そのため、各業界の経営層など、さまざまな人たちと接する機会が多く、幅広い人脈を作ることができます。
幅広い人脈を作ることで、コンサルタントとしての視野が広がり、自身の成長につなげることができます。
また、その人脈を活かして、キャリアアップが目指せる転職や独立の可能性を高めることができることもコンサルタント業界で働く魅力です。
高年収が期待できる
高収入が期待できることもコンサルティング業界の魅力です。
新卒や第二新卒者がコンサルタントとして最初に就く役職「アナリスト」の年収は、おおよそ500〜600万円と言われています。
この年収額は、国税庁が令和4年に公表した日本の平均年収約458万円を1年目から超えています。
コンサルティング業界は成果主義の世界です。
成果に応じて昇給・昇格するため、20代で年収1,000万円台を目指すことも不可能ではなく、順調に昇給すれば年収2,000万円台も目指すことができます。
常に成果が求められる厳しい世界ですが、その反面、成果が反映されやすい魅力のある業界とも言えます。
経営についての知見が身につく
クライアントが抱える経営課題を解決するには、経営に関する知見が必要不可欠です。
コンサルタントは、さまざまな業界の経営層と接する機会が多く、これらの人たちから経営に関する「生の声」を聞くことで、経営に関する知見が身につき、その後の仕事に活かしていくことができます。
将来、起業や独立を考えているなら、経営に関する知見が身につくのは大きな魅力と言えるでしょう。
コンサルティング業界の年収とは?
コンサルティング業界の年収、仕事内容について種別ごとに解説します。
種別 | 平均年収レンジ |
---|---|
日系コンサルタント | 500~1,000万円 |
外資系コンサルタント | 500~1,300万円 |
日系コンサルタントは、1人で複数のクライアントを同時に担当することが多く、信頼関係を構築しながら長期的なコンサルティングを行います。
ほとんどのコンサルティングファームが成果主義を採用していますが、年功序列の風潮が根強く残る一般企業と比べると、風通しが良いと言われています。
これに対して、外資系コンサルタントは複数人でチームを組み、1〜2つのプロジェクトを担当するパターンが多いです。
若手から経験を積み、キャリアアップを目指せる体制が取られ、人種や民族の壁がないグローバルな人材で構成され、ほとんどのコンサルティングファームが成果主義を採用しています。
プロジェクトの規模と単価が大きく、コンサルタントにかかるプレッシャーは非常に強いため、心身ともにタフさが求められます。
コンサルティング業界の働き方は激務なの?
結論から言うと、コンサルティング業界は他の業界と比べて激務な場合が多いと言えます。
若手の場合は、情報収集や資料作成に忙殺され、業務に必要な知識を身につける時間が難しく、業務効率が上がらないまま長時間労働になってしまうことが珍しくありません。
また、クライアントが原因で激務になることもあります。
クライアント内部の意見がまとまらずに方針の変更を余儀なくされてしまい、コンサルタント側に何の落ち度もないのにクライアントの都合によって、激務に陥ることもあります。
若手が激務となる膨大な仕事量や知識不足は、仕事に慣れていくことで少しずつ改善していきます。
経営陣や現場、部署ごとの考えの違いなどは、プロジェクトを開始する前にすり合わせを行い、窓口を一本化することで、後になって揉める確率を下げることができます。
コンサルティング業界で働くことに向いている人
コンサルティング業界に向いている人の特徴として、以下の4つが挙げられます。
コミュニケーション能力が高い人
コンサルタントに必要とされるコミュニケーション能力とは、相手の話を聞いて正確に内容を理解し、自分の考えも相手に正しく伝えることができる能力と、クライアントやプロジェクトメンバーと良好な人間関係を築ける能力です。
これらの能力が高いと、質の高いコンサルティングができるだけでなく、新規案件の創出・獲得にもつながります。
また、一緒にプロジェクトを進めていくメンバーと良好な関係を築けると円滑に仕事ができるため、コンサルタントには欠かせない能力です。
論理的思考力・分析力がある人
クライアントが抱える課題を解決まで導くには、論理的思考力と分析力が必要です。
推測を基にした解決策では、クライアントを納得させることはできず、解決に導けるかどうかも不確実です。
客観的なデータを収集し、分析を行い、論理的かつ合理的な解決策を提案することが重要です。
解決策の立案には、柔軟な発想力が必要になることもありますが、その仮説の正しさを証明するには、論理的な思考力と分析力が欠かせないため、この2つの能力が備わっている人はコンサルタントに向いているといえるでしょう。
学習意欲が高い人
コンサルタントは知見がない業界・分野のコンサルティングを行うことがあります。
このような場合、「知らない」では仕事になりません。
必要な知識を積極的に学ぶ学習意欲の高さが求められます。
また、コンサルタントは役職によって、求められる能力が異なります。
役職が上がるにつれて、リーダーシップや案件を獲得する営業力が求められます。
必要とされる知識や能力を積極的に身につけられる学習意欲の高い人は、コンサルタントに向いています。
厳しい環境下でもポジティブでいられる人
コンサルタントは労働時間の長さに仕事量の多さ、クライアントから求められるコンサルティングの質の高さや社内外の人間関係など、多くのプレッシャーにさらされるストレスを強く感じる仕事でもあります。
どんなに厳しい環境下であっても、最後まで仕事をやり遂げ、常にポジティブでいられる人は、コンサルタントとして長く活躍できるでしょう。
まとめ
コンサルティング業界は、心身ともにタフさが求められる業界と言われています。
しかし、成果に見合った報酬が得られ、起業や独立などのチャンスが多い世界でもあります。
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